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今回は文化交流センター宮本常一資料展示室の学芸員、木村哲也さんにお話を伺います。

木村さん
よろしくお願いします。

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ご出身は・・・

木村さん
高知県出身で去年まで神奈川大学のほうで院生として勉強していましたが今年から宮本常一資料展示室の運営に携わることになりました。
学生時代に宮本先生の著書に触れ今日まで宮本先生にのめり込んで・・・
周防大島町に暮らすまでになりました(笑)。


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高知といえば宮本先生の名著[忘れられた日本人]土佐源氏の舞台ですね。

木村さん
はい、主人公の馬喰(ばくろう)のお孫さんにお会いし貴重なお話を伺ったりしました。

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土佐源氏は衝撃的内容の名文ですが・・・実話なんですか?

木村さん
私が調査した限りでは実話だと思います。
その実話に宮本先生の鋭い観察眼とやさしい文体が加わることで土佐源氏が生まれた訳です。

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私も最近になって宮本先生の著作を読み衝撃を受けた一人なんですが。

木村さん
実際、周防大島在住の方でも宮本先生をご存じでない方はたくさんいらっしゃいましたが近年、宮本常一資料展示室等が設立されたり関連著書が多数発刊されたことで宮本先生の業績が徐々にですが世間に認知されてきたのではと実感しています。

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周防大島が生んだ稀代の民俗学者ですから是非住民の方々には先生の著書を一読して頂きたいですね。

木村さん
そうですね、私も多くの方に宮本先生の著書に触れて頂きたいと願ってます。

編集後記:
木村さんは年齢もお若く気さくな方で宮本先生に関する興味深いお話をお伺いすることが出来ました。
宮本常一資料展示室にお越しの際は是非ともお話を伺ってみてさい。
またオンラインでも宮本常一氏の業績を辿ることができますので是非ともご覧ください。(宮本常一データベース