山口県周防大島町は山口県東部の瀬戸内海に浮かぶ本島の周防大島(屋代島)と、その周囲に浮かぶ5つの有人島、25の無人島からなる諸島で、人口約19,000人の瀬戸内海で3番目に大きな島です。
1976年に念願であった大島大橋によって本土の柳井市と繋がり、1983年には沖家室大橋によって沖家室島と繋がりました。

周防大島諸島の有人島
屋代島(やしろじま)
情島(なさけじま)
浮島(うかしま)
沖家室島(おきかむろじま)
笠佐島(かささじま)
前島(まえじま)

島内最高峰は嘉納山(かのうさん)ですが、最も山姿が美しいのは嵩山(だけさん、619m)で大島富士として親しまれています。
気候は温暖で平均気温は15℃を超え、また周辺都市部へのアクセスも良好なことから、住みよい島として現在では移住・定住地域としても注目をされています。

周防大島の地理
面積 128.31 km2
海岸線長 約160 km
最高標高 691 m


1976年(昭和51年)7月4日に開通した大島大橋は、ポモナグリーンに塗られた全長1,020mのトラス橋で、周防大島と本土を繋ぐ夢の架け橋として開通しました。
その後1996年(平成8年)6月1日に無料開放となり現在に至ります。
橋の東側には歩道が設置されており徒歩で渡ることができるほか、大島大橋の下を流れる大畠瀬戸の渦潮を眺めることもできます。

参考:大島大橋を歩いて渡ろう
http://www.suouoshima.com/kanko/bridge_walk.html

周防大島でみかんの栽培が始まったのは、江戸時代に藤井彦右衛門によって持ち込まれたのが始まりといわれています。
その後、昭和のみかんブームで米に変わる作物としてみかんの栽培が広まりました。
暖かい気候に適度な雨がみかんの栽培に適しており、今では山口県で生産されるみかんの約80%が周防大島産であり、近隣では「みかんの島」として親しまれています。
みかんを使った周防大島の名物料理「みかん鍋」
「みかんの島」のアイコンとして2006年に誕生したみかん鍋。
そのインパクトで今や周防大島を代表する名物料理として人気を博しています。
11月〜3月の期間限定メニュー、島内13店舗でご提供していますので是非ともご賞味ください。

ハワイとの長い交流の歴史、また島の景観や催しが話題となり「瀬戸内のハワイ」として親しまれている周防大島では、ハワイ州カウアイ島と姉妹島を提携した日(昭和38年6月22日)を記念して、6月22日〜8月31日の期間、各官公庁や郵便局、銀行、ホテルなどでアロハシャツを正装として皆様をお迎えするアロハビズ(ALOHA Biz)を実施しています。
また、夏休み期間の毎週土曜日には「瀬戸内のハワイの、アロハな土曜日」と題して、屋外の天然芝をステージに美しい星空の下で素敵なフラを披露するサタフラことサタデーフラを開催、全国各地からフラガールの皆さんが参加され大いに賑わいます。
ハワイとの絆の歴史
明治時代に周防大島より3,913人にも及ぶハワイ移民を輩出し、1963年にはハワイ州カウアイ島と姉妹島として提携、2007年にはハワイの伝統航海カヌー・ホクレア号が寄港するなど、周防大島とハワイの絆は月日を重ねるごとに深まってきました。
このような歴史と背景を持つ周防大島では昭和61年より、夏の期間にアロハシャツで正装するアロハビズを20年以上も取り組んでいます。

美しい瀬戸内ブルーに染まった空や海にひときわ映えるオレンジ色(みかん色)に塗られたガードレールは、「みかんの島」こと周防大島に欠かせないシンボルとして海岸線のドライブコースを鮮やかに彩ります。

軽トラ・軽バンと呼ばれる4ナンバーの貨物車(商用車)の登録台数が3,567台を数える周防大島。
この抜群の普及率を誇る「軽トラ」は、農業や漁業に従事する人たちにとっての大切な作業道具です。
ゆっくりと流れる島時間に合わせてトコトコと走る軽トラは、みかん色のガードレールと共に周防大島の風景に溶け込んでいます。
軽トラ市場に軽1グランプリ
軽トラを活用したアクテイビティーとして、軽トラを人力で引っ張ることでタイムを競う「軽1グランプリ」や、軽トラを店舗にフリマを開催する軽トラ市場など、軽トラを活用した周防大島ならではのコンテンツが誕生しています。

山口県内の祭りやイベントの締めくくりとして賑わう餅まき。
周防大島でも餅まきは恒例行事として、またイベントの目玉として大いに盛り上がります。
極めつけのイベントとして周防大島まるかじり「紅白餅合戦」では、総数10,000個ものお餅が新春の空に舞います。

参考:周防大島まるかじり「紅白餅合戦」
http://www.suouoshima.com/event/marukajiri.html

周防大島町では体験交流型観光(民泊型修学旅行)を推進しています。
周防大島ならではの海と山の自然の中で体験者が「主人公」となり、偽りのない農村漁村の暮らしを体感。農漁業のやりがい・楽しさだけでなく、大変さをも知ることで、「新鮮で安全な農作物・水産物のおいしさ、食の大切さ」などを学びとれる体験プログラムを用意しています。
また、高齢者を中心とした地元住民との体験交流を通じて、世代を超えた人と人との心の交流が体験者を人一倍成長させてくれると思います。

周防大島音頭は、昭和32年(1957年)に大島郡連合婦人会(谷坂うめの会長)が中心となって制作が企てられ、大島郡内(旧久賀町・旧大島町・旧東和町・旧橘町)の町長会、農業協同組合、町内有志と連合婦人会の協力で完成したものです。
作詞は日本歌謡界を代表する作詞家の一人、「星野えん歌」でおなじみの郷土の作詞家 星野哲郎さんが手がけられました。
作曲は原伸二さん、編曲は松尾健司さんによって曲がつけられ、コロンビアレコード会社でレコードにして一般に配られました。
その際、周防大島音頭は久賀町出身の流行歌手鶴田六郎さんと永田とよこさんのコンビでうたわれ、三味線は豊吉・豊静にコロンビアオーケストラの伴奏で吹き込まれました。
またB面には周防大島みかん摘み囃子が収録されています。
さらに花柳梨苑(河岡冨美枝)さんによって振付が行なわれ、島内の盆踊りやその他の余興に親しまれるようになり、小中学校の運動会のプログラムとしても踊られたことから、今では大島の人は誰でも「周防大島音頭」が踊れると言われるほどになりました。

【撮影協力】花柳梨太郎 社中
【制作】周防大島町政策企画課
日本コロムビア株式会社 許諾No:2016080041

「みかキン&みかトト」は周防大島町が進めております体験型修学旅行で周防大島に来られた生徒の皆さんを歓迎するため、平成23年9月に周防大島町浮島出身のデザイナー、新村則人さんにデザインをお願いして誕生しました。
周防大島町のPRサポーターとして委嘱状を交付し、町内外のイベントにおいて周防大島町のイメージアップに活躍中です。