嘉納山−嵩山まで約3.5km(徒歩70分)の道程をご案内致します。
3.5kmの道程の内、2.1kmは遊歩道を、残り1.4kmは舗装された県道を歩いて嵩山頂を目指します。
なお、遊歩道には標高差240mの急勾配があり往路では下り坂ですが、嵩山から嘉納山を目指す復路では登り坂となるため、瀬戸内アルプス縦走において最もタフなルートとなります。



嘉納山より、少し見下ろす位置にある嵩山頂を目指します。

周防大島の地質は大部分が黒雲母花崗岩ですが、大島火山岩類と呼ばれる両輝石安山岩と集塊岩が嘉納山と文殊山の山中で確認できます。(写真は集塊岩)

四境の役では三ツ石高地の攻防をめぐって長州軍と幕府軍が激突し、また第二次世界大戦のときには陸軍の高射砲陣地となった過去があります。

ゆっくり休憩できる東屋があります。(源明山−嘉納山ルートにおけます岩屋観音標識付近の脇道はここに続いています)

第六区海上保安部嘉納山第一送信所が見えます。(写真の道を直進すると嵩山へ、左へ折れると久賀市街へ続きます)

よく整備された遊歩道が延々と続きます。

コンクリート造りの休憩所です。



標高差240m(距離にして約700m)の下り坂を一気に下ります。
足腰に負担が掛からないようゆっくり歩きましょう。(※トレッキングポールを利用すると急こう配の下りもスムーズです)

文珠山頂から続いた遊歩道も残すところ0.3kmとなりました。

風情ある竹林を抜けると瀬戸内アルプス遊歩道の終点です。

遊歩道の終点より、長寿の森の「ふれあいの径」ルート(1.0km)か、県道101号線ルート(1.4km)で山頂を目指します。

つづら折りの県道101号線を山頂目指して歩きます。


舗装された駐車場には東屋やトイレ、水場(飲み水ではありません)など完備されています。

ハング・パラグライダーのランチャー台が設置されています。

その美しい姿から大島富士と敬称される嵩山(だけさん)は、山腹に帯石菅観音や岩屋権現が祀られるなど、島では古くより畏敬の念を持って親しまれています。
また車での登頂が可能なことから展望台等の施設も充実し、標高618.5mを誇る山頂にはハングライダーやパラグライダーのランチャー台(フライトポイント)も設置されています。

標高
618.5m(周防大島では嘉納山、文珠山、源明山に次いで第4位の高さ)
施設
展望台・ランチャーあり(200m下の駐車場にトイレ・水場あり)